気がついたら10月だった

最近、自信の扱いにすごく困る。
俺の自信に対する認識というのは、常に実力とバランスを取るべきものであり、
実力不足なのに自信過剰であると傲慢な態度を生んでしまうし、
実力があるのに自信がないのは謙虚ではあるが行き過ぎるとただの卑屈になってしまう。
また、さらに一つ階層を上げて考えると、あるAという分野で自信を持てるようになると、
それ以外に苦手としているBという分野があったとき、「俺にはAがあるからBはいいか」と考えて、
そこから努力することを諦めてしまう、Bから逃げてしまうという事態が起こる可能性があるだろう。
はたまた、Aという分野に関しての能力しかないのに、自分を特別な存在と勘違いして、
Bという分野で自信と実力のバランスの取れていない態度を取ってしまうことがあるかもしれない。
難しい。




学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)

学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)


かの有名な「学問のすすめ」を読みやすいよう現代語訳にした本です。
原本は100年以上前のものであり社会背景が多少違うので、
今の時代で考えると特に有益でない情報も書かれていますが、
それを上回る量のためになるお話が書かれてます。
さすが万札。


使う力 知識とスキルを結果につなげる (PHPビジネス新書)

使う力 知識とスキルを結果につなげる (PHPビジネス新書)


『仕事において重要なのは「知識」×「使う力」である。』
これをこの本の軸とし、「使う力」について具体的に説明をされています。
使う力の重要性を再認識できたし、日ごろから意識していこうと思いましたね。




さて、二つの本に共通して書かれていたのが「インプットだけではだめ」ということ。
学問のすすめ」には、

 そもそも、勇気というものは、ただ読書して得られるものではない。読書は学問の技術であって、学問は物事をなすための技術にすぎない。実地で事に当たる経験を持たなければ、勇気は決して生まれない。

と書かれているし、「使う力」には、

 本当に大事なのは、「知識」×「使う力」で結果を出すこと。
「知識」と「使う力」は掛け算なので、「知識」が100点でも「使う力」が0点ならまったく結果につながらない。
 どこまで行っても果てしのない「知識習得の広大な砂漠」に迷い込み、不安感いっぱいで生きていくことはやめよう。
適切な知識を得たら、「使う力」の達人になって、結果を出すことに集中する。

と書かれていました。
もちろん、今の自分は「使う力」以前に、「知識」が足りていないことは承知していますが、
意識だけはしておこうかなーと思います。